CULTURE社風を知る
社長×若手座談会(開催時期 2023年 7月)
日本酸素グループの中核をなすIT企業の社員として、
常にチャレンジし、自らを成長させたい
企業の大きな理想を掲げ、実現すべき方針を語るのが社長なら、それを具体的な形にするとき、大きな力となるのが現場で活躍する若手社員たちです。創立50周年を経て、100年企業へと新たなスタートを切った大陽日酸システムソリューション(以後、TNSS)の未来は、彼ら彼女らの目にどのように映っているのでしょうか。梶田社長を囲み、若手社員に4名に大いに語ってもらいました。(本内容は、2023年7月取材当時のものです)
※2026年4月より、社名を日本酸素システムソリューション株式会社に改めておりますが、記事内の社名は当時の大陽日酸システムソリューション株式会社で表記しております。
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梶田浩司
1991年4月
日本酸素株式会社(現、大陽日酸株式会社)入社2021年4月~2024年3月
大陽日酸システムソリューション株式会社 代表取締役社長2024年3月末
当社代表取締役社長を辞任 -

Y.S.
2019年4月入社 (新卒)
ソリューション本部
プロダクト開発部
プロダクト開発課当社を漢字一文字で表すと?
「優」:優しい人、優秀な人が多い。
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H.O.
2019年4月入社 (新卒)
株式会社ITマネジメントパートナーズ
大陽日酸グループ事業部
アプリケーション運用サービス部
運用サービス3課当社を漢字一文字で表すと?
「緩」:よい意味で緩い。
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N.M.
2020年4月入社 (新卒)
管理部
(現在、大陽日酸株式会社へ出向中)当社を漢字一文字で表すと?
「良」:すべてが良好
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R.K.
2019年4月入社 (第二新卒)
ソリューション本部
グループICT促進部
クラウドサービス課当社を漢字一文字で表すと?
「白」:ブラック企業の反対。福利厚生や待遇がいいホワイト企業。
入社を決めた理由
ユーザー系IT企業ならではの安定感と、穏やかな雰囲気
梶田TNSSの創立50周年記念座談会ということで、君たち若手社員の皆さんに集まってもらいました。社長が目の前にいるからといって遠慮することなく、皆さんが当社に期待するところや、自身の夢などを存分に語り合っていただければと思います。最初に、あまたあるIT企業のなかから、当社に入社を決めた理由を聞かせてもらえるかな。
R.K.大学では情報系に力を入れている経営学科で学んできて、元々パソコンに触れるのが好きだったので、IT業界に就職しようと決めていました。でも、最初からIT業界に入ると、一生その業界だけに浸ってしまう。それは避けたいと、IT業界に行く前に営業職を経験しておけば視野が広がると考え、新卒ではイベント関連企業に就職しました。
そこで偶然ですが、イベントで当社の親会社である大陽日酸に関わり、IT のグループ会社であるTNSSの存在を知りました。その後、IT 業界への転職に踏み切ったとき、エージェントから奇しくも当社を紹介され、大陽日酸グループのユーザー系IT企業なら安心と、二つ返事で決めました。
N.M.新卒時からそんなキャリアプランを考えて実行してきたなんて、すごいですよね。そのときの営業経験は、いま当社の仕事に生かされていますか?
R.K.パソコンに向かっているだけではなく、お客さまやベンダーさん、パートナーさんと話す機会も多いので、前職の時の取引先とのやり取りやトーク経験は大いに役立っています。「R.K.はエンジニアというより営業マンだな」と、先輩にイジられていますけれど・・・(笑)。
N.M.私の場合、R.K.さんと同じく文系学部出身で、比較文化を学んできました。それで当初は旅行会社を目指して就活を始めたのですが、旅行業界の勤務形態や職務内容が自分に合っていると思えず、途中からIT業界に方向転換しました。
TNSSに決めたのは、説明会や職場見学で採用担当の皆さまや先輩社員とお会いしたとき、人間関係の良さや、働きやすそうな雰囲気にとても共感したからです。それから、これもR.K.さんと同じですが、ユーザー系で安定しているというのも、入社を決めた理由の一つになりました。
Y.S.私も、説明会での採用担当者、先輩社員の方々を見て、穏やかで優しい人が多いと感じました。ですから、会社の雰囲気が自分に合っていると思い、当社に決めた口です。配属先の OJT 担当の先輩も丁寧かつ親切で、入社前に感じていた通りでした。また、お二人と共通しているのは、私も文系出身で、仕事でパソコンの技術を身に付けられたらいいなとIT業界を目指したわけですが、一方で、私にできるのだろうか、といった不安がありました。しかし、採用担当者の方から、「文系でも大丈夫ですよ。文系出身者がたくさん活躍していますから」とおっしゃっていただき、その言葉を信じて入社しました。入社し周囲を見渡すと、まさしくその通りでした。
H.O.私だけ理系なんですね(笑)。それも、遺伝子工学といった、ちょっと系統の違う理系です。就活ではとくに業界も職種・仕事内容も絞らず、会社の雰囲気で選ぼうと考えていました。幾つかの会社説明会に参加したなかで、TNSSの担当者の人柄や雰囲気が、私の感性とフィットしたというのが決定の理由です。仕事はちゃんとやるけれど、ギスギスしていない、ほんわかとした雰囲気、と言ったら分かりますか?
若手一同分かる分かる(笑)。
梶田私は2021年に社長に就任して以来3年、新卒の皆さんの採用面接をしていますが、それはもう多種多彩、いろいろな人材が当社を志望してきます。当社のようなユーザー系のIT企業は、お客さまのシステムを作って納めて終わりではなく、自分で物事を考えることが多く、しっかり自分で考え、それを自分で吸収して行動し、新たな価値を生み出していくんですね。ですから文理や専攻にかかわらず、こうした思考をもった人材が採用されています。もちろんその上で、会社の雰囲気・風土に合うという要素も重要なポイントでしょう。だからいま、皆さんがこうしてここにいるわけです。
仕事のやりがい
若手に現場で経験を積ますことを大切にしている
梶田ところで、これまでの仕事で、一番やりがいを感じたり達成感を味わったりした案件は何ですか?
Y.S.容器管理システムで、現場の方が使うハンディターミナルの入替交換にあたり、全国にある工場のうち4カ所に訪問し、機器の設定・説明を行ったことです。それまでは、先輩に同行して補佐的な仕事をやっていたのですが、初めて私がメインで説明する機会をいただきました。実際の機器を見せながら違いを説明するのですが、現場の方に理解していただきスムーズに操作できるようになるのを見るのは快感ですね。良い経験になり自信もつきました。
梶田当社はIT会社ですが、全国にグループ会社の工場がある関係で、意外と出張が多く、そこでお客さまと実際に会って話をする機会がとても多いですよね。これからもどんどん外に出て、現場を知るといいと思います。いろいろ勉強になりますから。
R.K.私は入社2年目に、グループで利用しているポータルサイトのデザインを一新するプロジェクトが立ち上がり、その実装作業と、リリースを担当しました。そのタスクを担当させてもらうだけでもやりがいを感じていましたが、お客さまから「見やすくなった」とか「使いやすくなったよ」という声をいただいたときは、とても嬉しかったですね。
それと、リリースは休日に行ったのですが、夕方作業が終わった後で、課長に飲みに誘われ仕事をねぎらっていただきました。ご褒美じゃないけれど、これも嬉しかった経験です。
H.O.入社後まだ半年もたたないころ、RPA(アールピーエー/Robotic Process Automation)ツールの活用方法をグループ会社の皆さまに、対面で教える講師役を任されたのが強く印象に残っています。新人の私は、ツールのことも社内のこともまだあまり分かっていない状況なのに、「谷底に落とされるライオンの子どもか!」と、やりがいを感じるよりもプレッシャーに押しつぶされそうでした。
本番まで約2カ月間、分からないことはひたすら調べて、どうすれば分かりやすく伝えられるかを考えて、空いている部屋でシミュレーションをして、どうにか無難に本番をやり遂げることができました。これは達成感を味わうとともに自信にもつながりました。いま思えば、新人でもこのような機会を与えて成長を促す、ライオンの親に感謝です(笑)。
N.M.私の場合、いま携わっている仕事全体にやりがいを感じています。基盤管理課で、グループ全体のサーバー、ネットワーク、セキュリティの運用・保守に携わっていますが、これが結構大変で、アプリが起動しないとかトラブルが多いんです。社内では対応しきれないことも多く、それらを構築したベンダーさんに問い合わせて、それをお客さまの現場にフィードバックして解決していくことの繰り返しです。工場には技術畑の人が多く、技術的なこだわりが強いため、細かいところを突いてきます。そこを丁寧に分かりやすく説明して、解決に導いていく。納得してもらえたときは、技術者冥利に尽きますね。
梶田N.M.さんの仕事は、文字どおり「基盤=グループ会社のIT環境を支える仕事」なんですね。どんな小さなトラブルでも、専門的な技術をもってしっかり対応していかなくてはなりません。その技術的な事柄を、ベンダーさんとお客さまの間に立って解決していく、いわば通訳のような立場ですね。業務が難しい分、解決したときの達成感は大きいんじゃないかな。
今後の目標
自分の未経験部分にチャレンジし続けたい
梶田では、みなさんの今後やってみたいこと、10 年後、20年後の目標を語っていただきましょう。
N.M.いまはインフラの運用・保守がメインですが、さらにサーバー、ネットワーク、セキュリティの知識を満遍なく増やしていきたいです。まだプログラミングをやっていないので、将来はアプリや開発系の仕事に携わり、プログラミングも学びたいです。インフラの知識がある観点から、違う目線で開発のできる人材になれればいいと思います。
H.O.私も開発業務をやってみたいとは思いますが、いまは自分が何に向いているのかがまだ分からない状況です。これから色々なことを体験させてもらい、自分が何に向いているのかを見つけていきたいです。開発に携わるにしても、プログラミングは新人研修以来触っていないので、かなり勉強し直さなくてはならないでしょう。
Y.S.入社前は、ガッツリ、パソコンに向かっている仕事という印象でしたが、意外にお客さまと話す機会が多く、それはそれで話すことは好きなので、自分に向いている気がしています。しかしIT企業に入ったからには、開発をやってみたいと思っています。開発知識を学んで、より一層システムを理解できるようになりたいし、お客さまに提案できる人材になりたいです。いまの仕事でプログラムのソースコードを読むことはありますが、未熟なのでもっとスラスラ読めるように頑張ります。
R.K.現在の仕事が希望していたところでもあるので、不満はないのですが、Y.S.さんが言うようにソースコードが読めるに越したことはないので、私ももっと勉強しなくてはと感じています。それも含めて、できることをもっともっと増やしていきたいです。例えば、提案の範囲をもっと幅広くできるようになりたいし、まだ上流工程を担当する経験が少ないので、その分、滞りなく仕事を進められる段取りを組めるようになりたい。また、部署を超えた情報共有のナレッジ化も進めてみたい・・・・・・など。本当に、やりたいことだらけです(笑)。
梶田ITを仕事にしている人たちは、システムの動作を見るよりもプログラムを見て、何をやっているのかを知ることが多いんですね。トラブルがあって解決策を早く出そうとすると、プログラムを見るのが速い場合もある。それはそれとして、ソースコードを読めるに越したことはありませんし、要件定義など上流工程を行う場合プログラミング知識は必要条件です。ただ、ずっとプログラミングだけに没頭するのは疲れちゃうかもしれませんね。
いま当社では、プログラムは外部のパートナー会社さんに依頼することが多く、当社社員には要件定義といった上流を固めて、さらに全体をマネジメントするプロジェクトマネージャーになってほしいと思っています。皆さん共通の、「開発をやりたい」という気持ちは、よく分かります。優秀なプログラマーを育てるのがいいのか、優秀な上流工程スペシャリストをつくるのがいいのか、そこは当社としてバランス感覚をもって取り組んでいきたいですね。
TNSSへの期待
会社の穏やかな雰囲気を大切にしながら、
情報のナレッジ化を進め、人材の宝庫と呼ばれる会社にしたい
梶田業務や会社に対して、ここは改善の余地があると感じることはありますか?同時に、将来こんな会社になってほしいという思いはありますか?
N.M.基盤管理課は、サーバーの専門家がいたり、ネットワークに詳しい人がいたりと、課の中で一人ひとり詳しい分野が極端に分かれています。私にデータセンターのことを聞かれても詳しい回答ができないこともあり、ナレッジ化で知識の均等化ができたらいいと思います。将来の会社に対しては、ナレッジ化できれば、もっと一人ひとりのスキルの幅も増えるので、人材の宝庫になってほしいですね。
Y.S.同感です。分かる人は分かるけれど、分からない人は分からないという偏りは改善しなくてはならないと思います。私の課にはマニュアルがないので、いろいろな問い合わせの記録を残すようにしています。マニュアル通りにしか物事が進められないマニュアル人間になってはいけないのですが、突発的な出来事に過去はこう対処したという記録・マニュアルがあれば便利ですよね。このようなナレッジ化が進んだ、より働きやすい会社にしていきたいと思います。
R.K.ナレッジの共有は、やはり何か記録を残して蓄積していくことだと思いますので、私は日々作っています。
会社に対しては、この穏やかな雰囲気はずっと変わらずにいてほしいと思います。
H.O.私も皆さんと同じで、ナレッジの共有が必要だと感じます。これはどの部署も同じかもしれませんね。
10年後、20年後の会社の姿ですが、社会の変化に対応して会社も変わらざるを得ないところもあるとは思います。でも、変わらないでほしいことは、いまの風土・雰囲気ですね。この「ほんわかとした雰囲気・空気感」はずっと変えたくないです。またことさら、ジェンダー対応に力を入れています、というような肩肘張ったところはなくとも、普通に男女ともに働きやすい職場になっていますから、この点もいまのままでいいんじゃないでしょうか。
梶田N.M.さんの所属する基盤管理課は、技術的に高度な世界なので頻繁に人材の異動は行えない部分もあり難しいのですが、同じシステムを長く担当していると、記録を残しておかなくても本人は分かっているわけです。しかし、システムが増大していくと、そのシステムだけ知っている人が増えてしまう、個人商店の集まりになってしまう。今後は、ある程度共有化できる部分は共有化しておかないといけませんね。
AIについて
梶田業務改善という意味では、いま盛んに取り沙汰されている、AIについて皆さんは何か思うところはありますか?
H.O.全部の仕事を奪われることはないと思いますが、先ほど今後やりたいことで言ったプログラミングの仕事などはAIに取って代わることが十分考えられますし、現に一部はそうなっています。ですから、自分自身の技術力をもっとアップしていかなくては、AIに負けてしまう部分もあるのかなと思っています。
Y.S.お客さまの対応を、AIに替えることはできないと思います。従って、開発だけのSI企業と比べたら当社はあまり影響を受けないと思いますし、仕事がなくなることはないと思います。
N.M.AIを使って、お客さまにとってもっと使いやすいサービス展開を模索していけばいいのでは。人がAIを使うのだから。
R.K.そう、AIを使って業務の負担を軽減する。
梶田そうですね。業務のなかでAIを正しく使うことが必要ですね。恐らく、プログラムを人間が書かなくなる時代はもうすぐ来るでしょう。ソースの中身よりはシステムで実現したいことをしっかり理解して、RFP(提案依頼書)に流し込んで、自分たちは、その結果を分析・判断する論理的思考がより求められると思います。
さて、いろいろな話が聞けてとても意義深い時間を過ごすことができましたが、そろそろまとめてみたいと思います。
社長に就任して丸2年たちましたが、若い人たちが思っている通り、色々なことを変えないといけない、会社を変えないとこの先5年、10年、会社はもたないとの危機感をもって取り組んできました。
IT はどこの会社、業界でも欠かせない業務であり、当社は大陽日酸グループの中核にいるべき存在だと思っています。そういう立場にいるためにはしっかりした IT 人材を育てなくてはなりません。まだ途上ですが、ジョブローテーションで幅広い知識・技術を習得してもらう取り組みにも着手しています。皆さんのような若手、中堅社員は今後の大陽日酸グループの将来を担っていく存在ですから、いろいろな経験をしてほしいと願っています。また、とくに若い人たちだけでなく、社員のみなさんに取り組んでほしいのは、積極的に新しいことにチャレンジすることです。チャレンジしてそこから自身をさらに成長させてほしい。成長していくことが働きがいにも通じます。
当社はユーザー系 IT企業ですから、システムを作って、インフラを設定して終わりではありません。その先、お客さまが何を考えているのか、何を求めているのか、相手の立場に立って考えていくことが重要です。そこを意識して仕事に取り組んでいただきたいと思います。その取り組みに対して、会社はできる限りのサポートを行っていくことをお約束します。
若手一同有り難うございました。
最後に
若手社員の皆さんは、私を前にして最初は多少なりとも緊張していたようですが、座談会を終える頃にはすっかり打ち解け、自分の考えを主張していたのではと思います。嬉しいですよね。会社を変えていくのは、いつの時代も若い人たちです。彼ら彼女らが、今以上に働きやすい環境を提供することで、やりがいをもって生き生きとした表情で仕事に向き合ってもらえればと思います。その結果、会社にとって耳に痛いことでも、物怖じせず堂々と物申す社員が増えていけばと願っています。もっとも、今でも結構言ってきますけどね・・・・・・(笑)。
梶田浩司





